革靴ケアの手順

革靴の手入れを、履いた後、週末の定期ケア、雨の日の応急処置、起毛革の扱い、修理の判断に分けて説明します。

履いた後の手順

革靴は、履いた後に湿気とほこりを残さないようにします。

帰宅したら、革用ブラシで甲、つま先、コバ、かかとのほこりを払います。

内側の熱と湿気を少し逃がしてから、サイズの合うシューキーパーを入れます。

同じ靴を連日履かず、乾く時間を作ります。

 

週末の定期ケア

表面の乾燥やくすみが見えるときは、定期ケアを行います。

先にブラシでほこりを落とし、汚れが残る場所だけ皮革用クリーナーを少量使います。

次に、乳化性クリームを薄く塗り、ブラシでなじませます。

最後に乾いた布で余分なクリームを拭き取ります。

毎回たっぷり塗る手順ではなく、革が必要とする分だけ補います。

 

ワックスを使う場所

ワックスクリームは、つま先やかかとのように曲がりにくい場所に薄く使います。

甲の曲がる部分へ厚く塗ると、履きジワに白く残ることがあります。

鏡面磨きをする場合も、古いワックスが厚く残ったら落とすタイミングを作ります。

ワックスは革を保湿する主役ではなく、ツヤと保護を足す仕上げです。

 

雨の日の応急処置

雨で濡れた革靴は、乾いた布で水分を押さえます。

靴の中に紙を入れて湿気を取り、紙が湿ったら交換します。

ドライヤーや直射日光で急いで乾かすと、革が硬くなったり縮んだりします。

乾いた後に乾燥が見える場合は、乳化性クリームを少量使います。

塩浮きや雨ジミが広がる場合は、家庭で強くこすらず専門店へ相談します。

 

起毛革の革靴

スエードやヌバックの革靴は、クリームを塗らず、毛並みを整える手入れを中心にします。

起毛革用ブラシでほこりを落とし、毛の向きを整えます。

表面の軽い汚れには、皮革用消しゴムを使える場合があります。

色が抜けて見える場合は、補色タイプの起毛革用スプレーを少量から試します。

 

修理へ出す判断

かかとの減り、つま先の削れ、底のはがれは、クリームでは直せません。

減りを放置すると歩き方が崩れ、革のアッパーにも負担がかかります。

ソールやヒールは、早めに修理へ出すほうが靴全体を守れます。

手入れと修理を分けて考えると、無理なホームケアを避けやすくなります。

 

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